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RTW #22 ベルリン

朝から喉が痛く、鼻水が出る。

飯を食べて、近くのS-Bahnの駅へ。一日乗車券を買うが、例によって首都ベルリンにも改札口はない。宿はイワユル旧西側にあり、今日は東側にある観光スポットから見ることにする。

その国の鉄道・公共交通機関を見ると、様々なものが分かってくる。民度・治安、そして歴史だ。特にここのS-Bahnはそれを直に感じることが出来る。それは何かというと、東と西を結ぶ路線がまだ新しいということ。

他の路線でも車両や案内表示が新しいのは確かで、それはドイツ国鉄のサービスの良さであろうが、ここの線路・ホームの建造物が新しいのは別だろう。詳細は知らないが、東西を結ぶ路線が完成して時間が経っていないものと思われる。

中央も無かった時代なので、Berlin Hauptbahnhof(ベルリン中央駅)はまだ部分完成。駅の周りでも何やら大規模な開発が進行中。

S-Bahnならば、車両はほとんどこの形式。車両に貼ってあるシールから、SIEMENSのVVVFを搭載していると思われるが、ドレミファインバータではない。新しい車両だが、窓の「スクラッチ跡」がひどい。今まで様々な国を見てきたが、ドイツが一番ひどい状態で、ほとんどの窓がやられている。

少し車窓に目をやると、壁という壁にスプレーで落書きがある。一体何時間あったら、こんなに描けるのだろうか、というほど。どちらのケースにしろ、観光客にとってはいい迷惑。

ドイツは、自転車大国。電車内にも持ち込み可能で、多くの人がマウンテンバイクを持ち歩いている。道路上の信号には、自転車信号というものが付いている場合がある。

アレキサンダー広場駅で降り、バスに乗り換える。テレビ塔か。

バスの中で、何やら歴史的な建物が見えたので、途中下車してみた。どうやら、博物館と大聖堂のようだ。新しく建てられた建物群のなかに、このような建物も突如現れるので、ここがベルリンの面白いところ。

ミュージアムの上部を見てみると、「MUSEUM」と書くところを、「MVSEVM」と書いてある。アルファベットのUとVを区別するようになったのは、ここ数世紀の話。「W」を「ダブリュー」→「ダブルユー」と表現するのも、それと関係あるらしい。

博物館は、特に興味の範疇外だったので入らなかったが、隣の大聖堂に入ってみた。このベルリン大聖堂は、何度か建てかえられており、その都度巨大化している。これは1905年からの三代目。途中、戦火の被害も受けたが、修復され今に至っている。

階段を上りに上り、大聖堂のKUPPELに行ってみると、ベルリンの街が一望できた。割とベルリンの中では高い位置らしく、遠くまで見渡せる。

少し歩いたフリードリッヒ通りで、ベルリン滞在に初めてスターバックスを見つける。仕事上アップロードをするものがあり、店に入って無線LANを試すが、繋がらない。コーヒー代返せよ。

そういえば、フランクフルト・ベルリンでコンビニというものを見かけなかった気がする。今までどこの国にも、セブンイレブンはあったが、ここにはない。雑貨店も少ないので、ペットボトルを買うのも一苦労。露店で買うしかない。

お店といえば、なぜかアイス屋が多い。DQNな日本人が、チュッパチャップスをいつも加えているように、アイスをいつも片手にしている人が多い気がする。なぜそこまでアイスが好きなのだろうか。

今度は市街を離れて、ベルリンから30分くらいのところにある、ザグゼンハウゼン強制収容所へ。ここの駅前には、またもやタイ料理屋が沢山あり、ついつい入ってしまう。タイ風カレーみたいなものを食べる。普通の料理屋なのに具が沢山で美味しい。駅からさらに2,30分歩き、少し道に迷ってようやくザグゼンハウゼン強制収容所にたどり着く。

「働けば自由になれる」という収容所の門をくぐると、まずその広大さに驚く。現在はほとんどの建物が壊され、展示の建物とモニュメント以外はない。収容所の囲いが周り見えるのだが、それが余りにも遠い。

現在は不気味なほど何もない。

ここの場所に何十という収容所があったことは、下の写真ような跡で分かる。また一部の収容所は、展示のため再建され、内装は実際に収容された人の証言を元に再現してある。

様々な資料が展示されているが、残念ながら英語訳が付いているものが少ない。本当に広すぎて、展示室を回るのも一苦労。生体実験室などは見ることができなかったが、ドイツの広い空の中、高い塀の中に居る自分は何か不思議な感覚になった。

帰りの電車の中、ホームから国鉄職員が乗り込んできて、乗客に乗車券を見せるように要求してきた。改札がない代わりに、このような抜き打ちチェックがあるようだ。乗車券を提示したところ、どうもまずかったらしい。ドイツ語で何やらベラベラ言われ、パスポートを見せた上で、次の駅で降ろされる。周りの乗客の冷たい目。無茶苦茶恥ずかしい。

どうやら、チケットを購入してから、Validateしていなかったようだ。チケットを買った後は、切符の自動販売機の横の、小さな刻印機のようなもので、時間と場所を押すらしい。「知るかボケ、ていうか自動改札くらい置け」ということをドイツ語で抗議するスキルもなく、仕方が無く20分後の電車を待つ。

フリードリッヒ通りで降り、そのまま南下。コンサートハウス・ベルリンが見えた。

そして、チェックポイント・チャーリーの博物館へ。東西の分かれ目にあった、この場所で起きた様々なドラマが紹介されている。東から西への脱出方法として、水・空・地下からの脱出した例もそれぞれ紹介されている。地下トンネルには、後にナンバリングもされているようだ。

近くには、チェックポイント・チャーリーがある。そしてこの立て看板も。

帰りにevianを買うと、下に写真のようなマークがある。ペットボトルはデポジット制なのだろうか。

今日の思い出写真・・・238メガバトル

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