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世界的な航空市場の再編が既に始まっている

BusinessWeek : Survival of the Biggestが面白かった。欧州キャリアが、米国キャリアへの出資を通じてネットワークを取り込み、ますます巨大な世界規模のメガキャリアになろうとしている中、果たして米国キャリアは競争に生き残っていけるのだろうかというお話。

オープンスカイ

米国では今、ノースウェスト・デルタ、ユナイテッド・コンチネンタルの合併話で盛り上がっている。米国キャリアが再編せざるを得ないのは、昨今の原油高や、3月末からの欧米間オープンスカイ協定発効により、欧米キャリア間での競争の激化が予想されているからだ。協定発効後は、多様な路線を開設でき、就航頻度も自由に定めることができる。

しかし、欧州キャリアと米国キャリアの体力差(フリートやコスト体質)は歴然であり、対抗はおろかく「単に生き残りに必死」という状態。欧州キャリアは、米国キャリア唯一の収益源であった大西洋路線から乗客を奪うことにとどまらず、米国キャリアそのものの取り込みも狙っていくと見られているという。

足がかりとして、ルフトハンザはジェットブルーへの出資を通じてJFKのスロット獲得し、バージンアトランティックは、バージンアメリカを設立した。さらに具体例として今後エールフランス・KLMがノースウェスト・デルタの合併後の出資を狙っていることを挙げている。今後は2010年までに更なる市場の自由化(米国内の路線開設自由化)や、買収も含む出資可能比率の引き上げへのロビー活動が行われていくという。

やはり早くにオープンスカイを実現した欧州内で、生き残っているキャリアは強く、競争力を持っている。北東アジア内でのオープンスカイ実現も見込まれており、今後アジアをも巻き込んで行くのかもしれない。

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